誰にも見られずに痔を直せるなら、恥ずかしさは少しもありません。

痔は治せる - こっそり、内緒で、知られずに -

便を柔らかくする

 

理想的な便のかたさは、チューブ入りのねり歯みがきのようなやわらかさと説明しましたが、それでは、かたい便を柔らかくするにはどうしたらよいのでしょうか。たくさん水を飲めばよいのでしょうか。

 

じつは、1日に腸に流れ込む水分の量は、唾液、胃液、胆汁、膵液、腸液などの消化液だけでも合計すると約10リットルにもなります。それに比べると口から入る水分の量はせいぜい2リットルで、1日に5リットル飲める人はいません。しかも、1日に12リットルも流れ込む水分のほとんど大部分を、大腸は吸収してしまいます。

 

排便したかたい便に100ミリリットルの水を混ぜればたちまち下痢便になりますが、私たちがコップ一杯の水を飲んでも下痢便にならないのは、腸が水分の吸収をコントロールしているからなのです。少々水を多く飲んだところで、腸はたちまち吸収してしまうので、便はやわらかくなりません。

 

では、どうすれば便のやわらかさをコントロールできるのでしょうか。それは、腸が吸収できない水分を便の中にためれば良いのです。つまり、食物繊維のなかに含まれている水分を利用すれば良いのです。食物繊維を豊富に含む食品をたくさん食べれば、食物繊維のなかの水分は腸に吸収されにくいので、便をやわらかくすることができます。

 

また、便秘になると、便が腸の中に長いあいだとどまるために、水分をさらに吸収されてますます便がかたくなります。しかし、食物繊維が豊富な食事をたくさんとれば、便の量が増えて腸の粘膜を刺激し、腸の蠕動運動をうながすので、便秘が解消できて一石二鳥になるというわけです。

 

よく男性で、便をやわらかくするために毎晩お酒を飲む、という人がいます。確かにお酒を飲むと便がやわらかくなるという人が多いのですが、これはアルコールが膵臓を刺激して、膵液が大量に分泌されるためなのです。このようなことを毎晩続けていれば、膵臓が疲れはて、やがて膵炎になってしまいます。
ですから、アルコールでの便秘の予防はいけません。

 

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