アルコール、香辛料はひかえめに
とうがらし、こしょう、わさびなどの香辛料には充血を促す刺激成分が含まれています。また、香辛料のなかでも吸収されにくいとうがらしをとりすぎると、便の中に成分が残り、肛門を刺激して、痔の原因になったり、痔を悪化させることがあります。また、アルコールは、アルコールそのものが炎症を引き起こす成分なので、痔を誘発したり、悪化させる働きがあります.
また、アルコールには末梢血管を拡張する作用があるため、動脈の血流はよくなりますが、静脈の血流が追いつかず、血液がとどこおってうっ血する原因になることがあります。これが痔核を発生させたり、すでに痔核があると、うっ血によってさらに大きくなることがあります。
とくに痔の人は、飲酒をひかえましょう。
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