誰にも見られずに痔を直せるなら、恥ずかしさは少しもありません。

痔は治せる - こっそり、内緒で、知られずに -

痔と間違えやすい肛門の病気

 

肛門や肛門の周囲にできて、症状が似ていることから痔と問連えやすい病気があります。症状によっては、緊急な手術が必要な場合もあります。

 

肛門に異常を感じたら、まず、肛門科の専門医の診察を受け、医師の指示を受けてください。痔と問連えやすい病気には、次のものがあります。

 

 

幼児痔瘻

生後数力月から1歳ぐらいまでの、おもに男の赤ちゃんにできる痔瘻です。乳幼児の痔瘻は、ほとんどが瘻管は浅いところにできて、肛門の側方の皮膚が赤くはれ、そこが破れてうみが出ます。
何回か患部を切開してうみを出すようにすると、学童期までには治ることが多いのですが、なかには成人の痔瘻のように、肛門内に肛問腺嵩とつながった瘻管をもつものもあります。
このようなケースでは、成人の場合とは異なり、肛門腺窩から瘻管に糸やゴムを通してしばる方法がとられます。また、なかなか治らないときは、切開して瘻管を切除することもあります。

 

 

直腸脱

排便のときに、ちくわのような筒状の粘膜が約5?10cmも脱出する場合は、直腸の一部が脱出する直腸脱です。
直腸脱は、直腸を支えている組織が弱いために起こる症状で、先天性のものと老化による後天性のものがあります。直腸脱になると、肛門を締める括約筋の働きが弱くなるので、直腸が脱出するときに粘液もいっしょに出てきて、肛門周囲がかぶれることがあります。

 

直腸脱の治療は、肛門からの手術でほとんどよくなりますが、最近では、症状がひどいときには、腹腔鏡を用いて直腸を仙骨に固定する手術も行われています。

 

 

直腸粘膜脱

直腸脱が、直腸全体が肛門のほうに下がってしまう病気なのに対し、直腸粘膜脱は、直腸の内側の粘膜の部分が肛門の側にずれてしまう症状をいいます。粘膜の下の粘膜下層に粘膜をつないでいる固有筋層の結合組織がもともと体質的に弱かったり、老化などによって弱くなって破壊されることが原因で起こります。
また、トイレで長い間いきむくせがあったり、直腸肛門部に慢性の炎症があると、結合組織を破壊したり、うっ血が起こって直腸粘膜を肛門側に引っぱる結果になり、直腸粘膜脱を悪化させます.

 

直腸粘膜脱の症状は、長く立っていたり、夕方になると腸が下がってくるような感じがしたり、鈍痛があります。また、内痔核があると、内痔核が脱肛するときに直腸粘膜を引っぱるので、悪化します。
直腸粘膜脱は、おもに体質や老化などが原因で起こるため、病気とはいえず、また根本的に治す治療法はありません。
しかし、最近では半導体レーザー光線を照射して、直腸粘膜を固有筋層に固着したり、PPH法で余分な直腸粘膜を切除することで症状が改善されることが報告されています。

 

 

尖圭コンジローム

肛門内や肛門周囲の皮膚にも約2?3 cmのイボが多数できる病気で、ヒト乳糖腫ウイルスが性行為のときに感染して起こるものです。治療は、5FU軟膏を塗ったり、液体窒素で凍結させますが、イボが大きい場合は、手術で切除します。
再発することが多いので、性行為などの生活指導も重要です。

 

 

肛門管がん

肛門にできるがんで、あまり多くはありません。直腸がんのように粘膜に発生するがんと、肛門の外側のほうから発生する肛門管がんがあります。
肛門管がんは、痔瘻を長い間ほうっておくと起こるケースがほとんどです。

 

 

レクトシール(直腸膣壁弛緩)

高齢の女性などで、直腸と腟との隔壁が弱くなり、排使時にふくらんだ直腸が腟内にせり出してくる病気です。女性の排便障害の原因の1つです。原因は、便秘と出産によって直腸腟隔壁が弱くなることがあげられます。
症状が重い場合は、手術で直腸と膣との隔壁を再建します。

 

 

クローン病

口から肛門までの消化管に、潰瘍ができたり線維化した肉腫ができる原因不明の病気です。
患部に穴ができてうみをもったり、ほかの臓器とつながることもあり、切除しても再発するので、根治治療が難
しい病気です。

 

おもな症状は、腹痛と下痢で、発熱、下血をともないます。また、患部が狭窄すると、腸開塞を起こします。肛門部には、痔瘻などの症状があらわれることがあります。腸閉塞を起こしたり、痔瘻ができている場合は、手術が必要です。
治療は、安静と食事療法、薬物療法を行いますが、原因がわからないために、治りにくい病気です。

 

 

潰瘍性大腸炎

ストレスや免疫機能の異常によって、大腸の粘膜に潰瘍やただれができる病気です。下痢や出血をともない、症状は直腸がんと似ています。初期の症状は、突然、血のまじった下痢便が始まり、腹痛をともなってしだいにうみや血がまじった下痢を繰り返すようになります。

 

治療は、内視鏡で潰瘍の状態をよく調べ、食事療法と薬物療法を行います。薬物療法では、サラゾスルファピリジンなどが使われます。大出血を起こしたり、がんができている場合は、早急に手術が必要です。

 

 

肛門ポリープ

ポリープは、腫瘍の外観がきのこのような形をしたクラゲのこどもに似ていることからついた名称で、体内にできるきのこ状の腫瘍の総称です。組織学的には、さまざまな種類のポリープがあります。
肛門ポリープの多くは、肛門乳頭が炎症を起こして大きくなった炎症性ポリープですが、ときどき良性腫瘍の腺腫であることがあります。

 

腺腫性ポリープは、大腸ポリープのように、まれにがん化することがあるので注意が必要です。大腸ポリープと同様に、大きさが10cmを超えたポリープは切除して、病理検査をしたほうがよいでしょう。

 

 

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